doinaka!山梨

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山梨発!大盛況の「縄文フェス」に潜入してみた。

千野 将

2016.11.02

この記事を書いた人:千野 将

 

初級デザインスクール

10/30、甲府駅北口において行われた「Jomon FES-山梨縄文祭り-」にお邪魔してきました。
「縄文でフェスってどういう事?」
「縄文人に扮装して踊りまくる?」
そんな声も聞こえてきそうですが、ひとまずよっちゃばれ広場によっちゃばりに行くDoinaka!隊。

縄文王国
「縄文王国山梨」と銘打ったコピーが迎えてくれました。
県内各所から集まっているようです。

山梨由来の縄文文化を濃縮したかなりディープなフェスだった

すでにご存知の方も多いかと思いますが、実は山梨県は全国的に見ても縄文文化遺産の宝庫なんです。
県内各所で沢山の純国宝級の土偶や縄文土器が発掘されています。

南アルプス市鋳物師屋遺跡(いもじやいせき)の土偶など

そんな魅力が沢山詰まったJomon FES。
1回目にも関わらず、主催者発表としては5000人もの来場者数があったそうです。
 昼12時のOPENから甲府駅前には沢山の人だかり。
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体験ブースのコンテンツも色彩豊かで、「火起こし体験」なんていうアグレッシブなブースも。
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実際に縄文人はこうして火を作っていたんですね。
もしかしたら、縄文文化を学ぶイコールサバイバル能力もつくのでは、という説。
そして、子供よりママやパパの方が本気で楽しんでいる説。

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お祭りやおまじないに使われたとされている「石棒」。
なんと、コレ、本物だそうです。あ、ガチな感じですか…。よくわかりました。
実行委員会の本気度が伝わってきます。こうして実際に近くで見て、触れて、というのはすごく貴重な機会ですよね。会場から「こんなものが山梨で発掘されていたなんてね、、、」という驚きの声が聞こえてきます。

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知る人ぞ知る山梨の名ベーカリー、「ルーブル」さんのブースでは土偶ちゃんぱんを発見!
地産地消の素材で、本当に美味しいパン屋さんなんです。南アルプス市櫛形にあります。
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隣にある土偶のデザインをあしらった可愛いあんパン。
こういう地元素材センス、素敵ですよね。
ちなみに味は言わずもがなパーフェクトです。

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と、隣のブースに足を伸ばしてみると、、、
なんと鹿肉バーガーが鎮座している!

ジビエ料理ブーム、狩ガールブームで最近よく鹿肉も見聞きすることが増えました。
これもチェックするしかない!レッツジビエ!

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鹿モモ肉とオニオン、レタスをルーブルさんのバンズで挟んだ逸品。
思っていたよりもジューシーで、少し冷えた体にはナイスなセレクトでした。
このほかにもどんぐりクッキー、弓矢体験、縄文衣装コーナーなど沢山のブースが目白押し。
当時の縄文文化を体験するという意味では、持ってこいのイベントですね。
家族連れだけではなく、会場にはカップルも多く見えました。
こんなに老若男女が集まるイベントができるようになって、つくづく最近の甲府は面白くなったな、と感じます。
当日はNPO法人JOMONISMの方々、埋蔵文化財センターから元所長の新津氏と今福氏による縄文研究の第一人者の豪華対談。さらに縄文女子として知られるフリーライターのこんだあきこ氏、お菓子作り考古学者の下島綾美氏、縄文ライターの草刈朋子氏らによるトークセッションも。それだけでも十分価値のある内容ですが、こうして秋の空の下、みんなで古き遠い遠い時代の話に耳を傾けるって実はすごく尊いことですよね。

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全国歴史フリークではすっかりおなじみ、全国土偶キャラ総選挙でも堂々の1位に輝いた
子宝の女神ラヴィ(左)ちゃん等も登場!相変わらず子供達にも大人気です。

縄文フェス2

火起こし体験を皆で見守る。
なんだか涙腺が緩むのは気のせいでしょうか…。

暗くなるに連れて、より美しく溢れ出す縄文イズム

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なんと17時から点火式が。
焚き火が登場します。甲府駅前で暖かな火を囲むことまで可能にしてしまうなんて、山梨の文化界は本当に太っ腹だし、センスが良いです。少し冷えてきたので、参加者みんなで火を囲みながら話も盛り上がります。なんだかここだけ、森の中になったようでした。縄文時代の人々は、きっとこうして今日の狩りの成果の話で盛り上がったんでしょう。貝や木ノ実を入れたイノシシ肉スープを皆でつついたりしながら。

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よく見たら橋の上には熱いメッセージ軍団も登場。
東京より熱い街山梨」。その前にまずあなた方が熱い!

すっかり夜の帳が下りた頃、ステージには満を持してRABIRABIが登場!
Jomon FESに相応しい、オーガニックで宇宙的な圧巻のパフォーマンスでした。
全国各地で多くの人を魅了し続ける壮大なサウンドスケープ…。
一瞬で甲府駅前はダンスフロアに。縄文トランスの名の通り、物凄い盛り上がりでした。

祈りの時代を知ろう

今回お邪魔して、縄文文化を愛する人々の熱に感動しましたが、それ以上に興味を持つ人の多さに驚いたのは言うまでもありません。なぜ、ここまで人を魅了するんでしょうか。
数ある日本国内の歴史の中で、最も「人間そのもの」が現れているターム(時期)からではないでしょうか。自然と生き、共にあり、全て感謝をしながら紡がれてきた縄文時代はいわば「祈りの時代」。
極限にまでシンプルなライフスタイルだったからこそ、今のわたし達には魅力的なのでしょう。

一つ一つのことに感謝して、タフに生きていく。
縄文人に学ぶことはあまりにも多いですね。
超ピースフルなお土産を持って、会場を後にしました。

県内各所の施設でアナタも縄文文化を体感しては?
予想を超えるワクワクが其処に。縄文王国山梨とは?
http://www.kokumon.co.jp/jomon/

千野 将
千野 将
Doinaka!のディレクターの人。 コピーライターとして各種媒体で活躍する傍ら、音楽レーベルも運営するなどザワザワした毎日を送っている。

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